GPT Image 2 × CodexでLP制作はどこまで自動化できる?実体験で見えた工程ごとの境界線

最近、
Codex
Claude Code
Gemini CLI
あたりの登場で、「LP制作はAIだけでできる」という話をよく見かけるようになりました。
私たちも日々AIを活用してWeb制作に向き合っているのですが、そこで気になったのが、
画像生成まで含めたら、LP制作のどこまでをAIで完結できるのか?
という点です。
今回は、
GPT Image 2(画像生成)
Codex(コード生成・実装)
を組み合わせて、LP制作のどこまで自動化できるのかを、実際に手を動かしながら工程ごとに整理してみました。
LP制作を工程ごとに分解してみる
まずはLP制作を、ざっくり工程ごとに分解します。そして「どのAIが、どの工程で強いか」を整理してみると、こうなりました。
工程 | GPT Image 2 | Codex |
|---|---|---|
構成案作成 | △ | ◎ |
ライティング | △ | ◎ |
HTML生成 | × | ◎ |
CSS実装 | × | ◎ |
レスポンシブ対応 | × | ◎ |
図版作成 | ◎ | △ |
キービジュアル作成 | ◎ | △ |
バナー作成 | ◎ | △ |
公開作業 | × | ○ |
ここで見えてくるのは、
Codexは「作る側」(構成・コード・ロジック)
GPT Image 2は「見せる側」(ビジュアル・図版・バナー)
が得意ということです。
つまり、この2つを並走させると、LP制作の“両輪”がだいたい揃ってしまう感覚があります。

実際に作ってみたLP
今回、上記の組み合わせで、サンプルのLPを1本通しで作ってみました。
ジャンルは「AI営業ツールのLP」。指示はかなり雑に、
Codex 「AI営業ツールのLPを、ヒーロー・特徴・料金・導入事例・CTAの構成で作って。TailwindでSaaSっぽく」
GPT Image 2 「ヒーローのキービジュアルを、商談中のビジネスマンとAIアイコンが並ぶ構図で」
くらいの粒度で投げました。
それで出てきたのが、こちらです。

以前なら、
デザイナー
コーダー
ライター
の3者が動いてようやく完成していたものが、かなり短時間で形になります。もちろん「そのまま納品」とはいきませんが、たたき台としては十分すぎる完成度でした。
自動化できる部分
ここからは、実際に手を動かしながら「ここはほぼAI任せでよかった」と感じた領域を整理していきます。
① 構成作成
Codexに、
AI営業ツールのLPを作って
と依頼するだけでも、ヒーロー・特徴・料金・CTAの骨格は、それっぽい形で返ってきます。
「ヒーローの上にバッジを足して」「料金プランを3つに増やして」など、雑なリクエストにもかなり追従してくれる印象です。
② 実装
HTML、Tailwind、React、Next.jsあたりはかなり強いです。ここはすでに実務レベルで、「LPを丸ごと1ページぶん作って」が普通に通ります。
レスポンシブも、依頼すればモバイル・タブレット・デスクトップでそれぞれ調整してくれます。
③ 画像生成
以前は「AI画像はLPに使えない」と言われていました。文字が崩れたり、人物が不自然だったり、解像度が足りなかったり。
そこがGPT Image 2の登場でかなり変わりました。
キービジュアル
図版・インフォグラフィック
バナー
アイキャッチ
このあたりの品質は、たたき台どころかそのまま使えるレベルに近づいてきています。日本語表現も以前よりだいぶ自然になっています。

それでも人間が必要な部分
ここが今回の記事で一番伝えたい部分です。
実際に作業していると、AIだけではどうしても残る領域があります。
誰向けなのか — ターゲット設計
「AI営業ツールのLP」と言っても、
営業マネージャー向け
経営層向け
現場のプレイヤー向け
で訴求はまったく変わります。ここを決められるのは、まだ人間側です。
何を売るのか — 価値整理
「機能を並べる」のはAIが得意ですが、「結局このサービスはお客様の何を変えるのか」を1行で言い切るのは、人間の判断が必要です。
どこでCTAを押させるか — 導線設計
ヒーローのCTAなのか、料金表の直後なのか、導入事例の直後なのか。これは数字を見て判断する世界で、AIに丸投げでは決まりません。
どこを改善するか — 運用設計
公開後の「離脱が多いセクションを直す」「ファーストビューを差し替える」など、改善ループの設計は、ほぼ人間の領域として残ります。

実体験ベースの時間比較
ここまでの話を、もう少し具体的に「時間」で見てみます。
あくまで私たちが「AI営業ツールのLPサンプル」を作るときの体感ベースですが、こんなイメージでした。
工程 | 人間のみ | Codex活用 | + GPT Image 2活用 |
|---|---|---|---|
構成・ワイヤー | 約8時間 | 約2時間 | 約2時間 |
ライティング | 約6時間 | 約1.5時間 | 約1.5時間 |
HTML・CSS実装 | 約20時間 | 約3時間 | 約3時間 |
レスポンシブ調整 | 約6時間 | 約1時間 | 約1時間 |
キービジュアル | 約10時間 | 約10時間 | 約1時間 |
図版・バナー | 約10時間 | 約8時間 | 約1.5時間 |
合計 | 約60時間 | 約25時間 | 約10時間 |
数字はあくまでサンプル制作の体感ですが、傾向としては、
Codexだけでも、制作時間は半分以下
GPT Image 2を組み合わせると、さらに3分の1以下
くらいまで一気に圧縮できるイメージでした。
逆に言うと、ここまで圧縮できるからこそ、「空いた時間で何をするか」が問われ始めます。

AI時代のLP制作は「作る」から「改善する」へ
ここが構造的に一番大きな変化だと思っています。
昔の時間配分
制作に100時間
改善に10時間
今の時間配分
制作に10時間
改善に100時間
という構造へ、急速に変わりつつあります。
AIによって「作るコスト」が一気に下がるので、その分、「成果を出すための改善・運用」に時間と予算を寄せられるかどうかが勝負どころになります。
逆に言うと、「制作だけで完結する」発注やワークフローは、これからどんどん相対的に弱くなっていきそうです。

まとめ
GPT Image 2 × Codexを組み合わせることで、LP制作の大部分は、実用レベルで自動化できるようになりました。
ただし、
誰に売るか(ターゲット設計)
何を伝えるか(価値整理)
どこでCTAを押させるか(導線設計)
どこを改善するか(運用設計)
ここはまだ自動化されていません。そして、ここが本当の意味で“LPの成果”を決める部分でもあります。
つまり、AIによってLP制作は消えるのではなく、
「作業」から「判断」へ重心が移動している
というのが、実際にGPT Image 2とCodexを組み合わせて作ってみた結論でした。
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